安物の南京錠は使わないようにしているその理由
安物の南京錠というのは、シリンダー内にあるピンの数が少ないことが多いので、ピッキングが得意な空き巣にとっては、鍵を掛けていないのも同然のような代物のようです。そんな南京錠にもいくつかのタイプがあり、一番よく見かけるのがピンタンブラー錠で、その他にもウォード錠・レバータンブラー錠などのタイプがあります。こうした南京錠は、屋外の倉庫などに利用されることが多いのですが、どうしてなのかと申しますと、南京錠は鉄系の部品を使用していない上に、全体的な部品は真鍮製になっています。従って、屋外の雨風に晒されるような環境圏においても、長時間耐えることができるようになっています。おまけに、高価な南京錠にもなるとキーレスタイプの4桁のダイヤルを組み合わせたタイプの南京錠もあり、3桁の場合通常1000通りの組み合わせになるのですが、4桁にもなると10000通りの組み合わせとなっています。また、持ち運びもできる手軽な鍵であると同時に、強引に侵入しようとする強盗にもある程度の防御が可能なように設計されています。例えば、南京錠を壊して建物の中に侵入しようとした場合、ハンマーやドリル・ボルトカッターなどが使われるようですね。
ところで、100円ショップでも販売されているような安物の南京錠としては、3桁のダイヤル式の南京錠も昔からの定番的な鍵として挙げられるでしょうね。このタイプは、私も小さい頃から何故か自宅にもあったために、おもちゃ同然にして鍵を開けることにスリル感がありました。例えば、上段の1から順番に番号を随時変更していくと、最後には開けることができましたが、開けるまでには20~30分くらいは掛かったように思います。そんな鍵にもなると、私のような素人は30分近く掛かりましたが、空き巣ならばもっと簡単に開けるでしょうね。しかも、ツルの部分を強引に引っ張った状態でダイヤルを回すと開けやすくなるそうですね。