必ず合鍵をつくる友人

わたしの友人は、引っ越したときや錠前を付け替えたとき、さらには自動車を乗り換えたときなど、必ず合鍵をつくります。これはもちろん、そのカギを紛失した場合にそなえたバックアップなのだそうですが、その友人自身がつくった合鍵をどこにしまったのか忘れてしまっているために、実際にはあまり役に立たないのではないかと思われます。

そんな友人は、カギの紛失対策と称して、定期的に合鍵を作製することを繰り返しています(つまり合鍵を失くした場合、また合鍵を作るというわけです)。これはかなりの無駄ですし、なによりどこに自分の家やクルマの合鍵があるのかよく分からない状況というのが、防犯上よろしくないということをその友人に話したら「ではいったいどうすれば良いのか」と言われました。以下はその対策案です。

①合鍵をひとまとめにして金庫にしまい、その金庫のカギだけを財布に入れて持ち歩く。
この案に友人は概ね賛同しましたが、唯一「その金庫の合鍵をどこにしまうのか」という問題が残ると言われました。常に持ち歩くカギに合鍵が必要なんでしょうか?

②カギをどこかにしまう場合、スマホなどで必ず写真を撮って保存しておけば、必要になったときに場所がすぐ分かる。
この方法はへそ曲がりの友人もかなり気に入ったらしく、実際に試してみるつもりのようです。実はわたしはもうひとつ方法を思い付いていて、しかもそれが一番確実な気がしていたので、あえてそれも提案しました。③がそれです。

③恋人や友人など、信頼が置ける人物に合鍵を預けておく。
その友人は見た目もわりと男前で、意外とモテル方なのにもかかわらず、特定の女性と交際していないのです。お互いいい年なんだから、結婚も視野に入れたお付き合いを真剣に考えるべきなだと言い聞かせても、全く興味を示していません。実はこのあいだ「もしわたしがその相手なら、少しは真剣に考える」と言われました。これって告白でしょうか?